虫歯や歯周病、病的な力などによって、歯としての機能を失ったことに対して機能を回復させる治療を補綴治療と呼びます。
具体的には、歯を削り、型取りをして、石膏を作ります。
その石膏模型をもとに技工士さんがかぶせものを作製し、お口の中に装着することになります。
一つ一つの行程を精密に行うことでより精度の高い補綴装置をお口の中に装着することができます。
精密な作業をするためのポイントをご紹介します。
Point
01
拡大鏡
お口の中は狭くて暗く特殊な環境です、治療も細かい作業になるためこの道具を使用することで明るく拡大して見ることができます。
Point
02
5倍速コントラ
以前はタービンといった道具が主流でしたが、この5倍速コントラは音も静かで、ブレも少なく患者さんへの負担も少なくなっています。
Point
03
精度の高い型取りの材料
お口の中は色んな障害物や起伏があり、いびつな形態をしています。そのような環境下でも精度を保ちやすい材料を選択しています。
Point
04
自動練和器
手で練るのは熟練の技が必須で個人の経験値や誤差が生じやすいです。機械だと一貫性があり、気泡なども入りにくく、一定の精度を保つことができます。
Point
05
型取りのトレー
均等な穴があることで、偏りをなくし、更に曲げることが出来ることで様々なお口の方にも合う道具です。
Point
06
真空練和器
しっかり型取りをしても石膏模型の状態が良くないと精度が落ちてしまいます。当院では軽量系で混水比を守り、真空の機械で均一に撹拌します。
また、患者さまごとに異なるかぶせものは技術力のある技工士さんと連携し製作しております。
そこまでこだわっても調整する必要が出てくることがありますが、皆さまにより良い口腔内環境を提供できますよう全力を注いでいきますのでご協力よろしくお願いいたします。